アヨレオ語族のガラバタバッグ
模様は、それぞれの一族の模様です。 これらの模様は西洋文化の文字のよう な役割をし、ヘビ、光線、動物の足跡 などを表現しています。 バッグの模様でどこの家族か、 どこの一族かがわかります。 重たいものを運ぶ時には、額にかけて 背中に背負っています。
木の板のようなものを使って根っこから採ります。このときは旦那さんが取りました。
乾燥させ、細く裂いてから太ももを使って紐状に縒ります。 少しずつ繊維を継ぎ足し1本を長く縒ります。 100cmを縒るのに、141秒かかります。 ←動画をご覧ください。
やっとできた紐を針に通し、一目ずつ縫うように、 編み上げて行きます。これは気の遠くなるような作業です。 一目編むのに約10秒かかっていました。 一本の紐を短くすれば、一目を編む時間も短くなりますが、そうすると紐を何度も途中でつないで足すことになり見た目が美しくないため、できるだけ一本を長くしているそうです。 色の違う紐を組み合わせて模様を作り出していきます。 ←一目ずつ縫う様子を動画でご覧ください。 例えば:32x32cmのバッグを編むには、どのくらいの時間がかかるのか、気になって計算してみました。 縒り・編み・仕上げ作業だけで約20,100目、約65時間かかることになります。 (この計算に素材調達・繊維のそぎ・乾燥・染色は含みません。) 繊維を細くよればよるほど、上質とされます。つくり手によって、目の細かさにも差があります。 つくり手たち側によって、目の細かさ、出来の良さによって、価格を決めているため、大きさと価格が比例しているわけではない点、ご了解ください。